一番辛い抗がん剤の副作用としてよく挙げられる症状が、吐き気です。
実際、抗がん剤を投与された多くの人がこの症状を経験しているようです。
吐き気は誰もが経験した事のある厄介な症状で、これによって抗がん剤の投与を止めたいと懇願する患者も多いと言われています。
抗がん剤の副作用として起こる吐き気は、急性のものと遅延性のもの、そして精神的なものの3つに分かれます。
急性のものは、抗がん剤投与から24時間以内に発症します。
抗がん剤による吐き気はかなり強い症状が出る為、精神的なものと区別はつきやすいですが、抗がん剤の副作用と精神的なストレス等の複合で発生する事も多い為にかなり複雑になっており、治癒させるのに苦労するケースが目立ちます。
対処法としては、食事面を改善する方法が挙げられます。
抗がん剤治療を行う前日には消化が良い物を摂るようにして、脂肪分が少ない食事、味や匂いの強い食べ物をできるだけ避けるようにしておきましょう。
また、抗がん剤治療の副作用の場合、お粥でも匂いが強いと感じて吐き気がしてしまう事もあるので、パン等の方が良い事もあります。
嘔吐した場合の対処法としては、冷水を使って口をゆすぐのが一般的です。
そして、嘔吐によって水分やミネラルが大きく失われるので、スポーツドリンクでその分を補給すると良いとされています。
吐き気は精神面によって症状が大きく変わるので、リラックスした環境を作るのも改善方法となります。
音楽を聴いたり、自分の好きな事をしたりして、落ち着いた環境で闘病生活を送ると良いでしょう。
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