残暑が厳しいと言えど、既に街には『マロン』のパンやお菓子が並び始めている。
よ:「秋だね〜♪抹茶の好きな『芋』『栗』『かぼちゃ』の季節だね〜♪」
ニ:「ちゅうか、よめちゃんの好きなものやろ!?」
よ:「抹茶も大好きよ♪きなは好きじゃないみたいやけど。」
ニ:「抹茶は魚好きじゃないけど、きなは?」
よ:「きなもあんまり食べんね。ご飯は好きよ。小指の先位の海苔で、ご飯粒三つ程巻いてやって、ちっちゃいおにぎりにしてみたら、パクパク食べるよ。」
ニ:「きな用おにぎり見てみたい!よめちゃんと一緒で、安い魚はたべんてね〜。」
私は魚が嫌いなのである。
が、エビ・カニ・タコ・イカは好きである。
よ:「ん?ヒレのない海の物の方が、安いと思ってた。」
ニ:「何を!?高いものしか食わんてね〜。抹茶も一緒で、魚嫌いね・・。魚好きの俺としては困る。ま、猫ちゃんに甲殻類は食べさせちゃいかんもんね。」
よ:「え゛・・でも、猫ちゃん用カマボコって、エビ・カニやったやろ??」
ニ:「あれは俺でも食べて大丈夫!」
よ:「そこまでして、エビ・カニ食べたいか!?」
ニャ王にとって『エビ』や『カニ』は、命とりである。
ニ:「そこのツッコミだけは早いな!」
一年を通して、何を食べても
「美味しい!」
と思えることの幸せを、
どれだけ私は理解出来ているのだろうか。
日常に甘んじている自身を、しっかり見つめ直す事も大切だと感じるのである。