ニャ王が誕生日を迎えた。
三月はニャ王と抹茶の誕生月なのだが、いっそ同じ日だったら・・・
いやいや、別々にお祝いをして、ケーキを二回食べる!!
食いしん坊の私なのである。
事前にネット注文していたケーキ屋さんから直前キャンセルとなり、
早々と頼んでいた事で安心しきっていた私は、
実店舗が東京のお店だということを、すっかり忘れていたのである。
よ:「ごめん!ケーキしか用意してなかったのに、ケーキも出荷出来んってメール届いて・・・」
ニ:「関東のお店やった?こんな事態やから混乱してるやろうし、返金も難しいんやない。そん時はそん時。それで復興の足しにしてください。やな。」
よ:「あ・・・」
ニ:「なんや?!ケーキが食べられんようになった・・・しか考えてなかったか!?」
よ:「う゛・・・」
ニ:「お前はきなこか!?」
食い意地だけのきなこと、何のかわりもない自分に、落胆したのである。
よ:「しかし、頼み事だけは連絡してくる(兄,弟×2)のに、おめでとうもないね。」
ニ:「(それぞれ)忙しいんやろうて・・・」
私自身、兄弟に対していろいろ思うところがあるのだが、
そのたびにニャ王は、
ニ:「気にすんな。怒ったって、しゃあない(しょうがない)。(人に対して)自分がそうならんように、気つければ良いこと。やろ?!」
男35歳。
身体だけでなく、心もデッカくなったニャ王に、頭が下がる思いである。
ニ:「こうやって、よめちゃんに母ちゃん、抹茶にきなこにトシオくん(同僚)に祝ってもらえて、俺は十分幸せよ。」
普段、私を『パンチのきいた嫁さん』と笑うニャ王なのだが、
私自身も改めて、ママンの偉大さ、真実の繋がりとは?を実感することとなったのである。