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ソラ
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共に生きるために
約一年ぶりに警察犬舎を訪ねた。 前年5月28日、ガンツがこの世を去ったが、新しいメンバーの トム が 仲間に加わっていた。 昨年6月に、ブログ 「 警察犬舎を訪ねて 」 で紹介した、 シェパードの ジョイン、ジン、エイム そして黒ラブの ドールは健在で安心した。 ジンを中心に全5頭は2日に一度は出動してバリバリ仕事をこなしているそうだ。 ジョイン 10歳を過ぎたが、まだまだ若い犬には負けていない ジン 働き手の中心。先日、捜索中にスズメバチに刺されてしまった。 そのときは動けなくなったそうだが、今は元気になった。よかったね。 トム 群れのニューフェイス エイム 昨年訪ねたときには訓練中だったが、今は現役、 しっかりしてきた ドール 群れの紅一点で最長老 今回、彼らと対面して改めて解ったことがある。 彼らの眼に ” 見透かされるような凄み ” があることは前回訪問時にも 感じていた。 「 何だったんだろう?」 と考え続けていたが、 今回、それが何か解った気がする。 端的に表現すれば 「 犬のプライド 」 である。 自信に満ちた、信念を曲げない、そして決して媚を売らない ・・・・ 「 犬のプライド 」 なのだと、私は理解した。 私は彼らに 畏怖 を感じたのだった。 実は、これと同じ感覚を、最近3歳になった ソラ にも時々感じている。 あきらかに人間のものとは違う 自信と誇り ・・・ 高潔と威信に満ちた何か ・・・ それを、私は 「 犬のプライド 」 と表現してみたのだ。 人間中心主義の現代社会では 「犬は絶対服従させるべき・・・」 との思想が まかり通っている。一部のトレーナーさんからは 「人間の命令に従わなければ、 蹴り飛ばせばよい ・・・・」 とのことばが聞かれるが ・・・・。 これでいいのだろうか? 我々人間は犬のことを本当に理解しているのだろうか? 否、とてもそうとは思えない。 犬と人間は長い歴史の中で、共に生きてきた友である。 だが、犬と人間は違う生きものなのだ。犬は決して人間の持ち物などではない。 だから、お互いに理解しようと努力を続けるべきなのである。 「 犬のプライド 」 は犬が歴史の中で培ってきたもの ・・・・・ 私は、このことを大切にソラと共に生きていきたい、と考えています。
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