子どもたちが問題を解くときに必要な計算力とは、百ます計算の練習などによって鍛えられる基礎計算力と、それを一定の手順でこなしていくアルゴリズムを合成したものです。
ですから、基礎計算力が育ってきたら、アルゴリズムの習熟に取り組めばいいのです。
小学校で学ぶアルゴリズムは多いように感じられますが、実はそうでもありません。
それは、「整数・小数」系統と「分数」系統の二系統しかないのです。
整数と小数は十進法ですから、計算方法は基本的に同じです。
ただ、小数点の扱いの必要なところが違うだけです。
これは1〜5年生まで、系統的に毎年少しずつ高度になるように編成されていましたし、これからも基本部分の流れは変わりません。
これら整数、小数計算のポイントは、「くり上がり」「くり下がり」「0(ゼロ)」の扱いです。
例えば「1000-35」と、いうような二段階以上の数を借りてきて計算するような場合です。
この計算では、5を引くにも「千の位」から借りてきて計算しなければいけませんが、これが引っかかるポイントです。
ですが、これらは復習を繰り返す事で克服していけば問題はありません。
復習は基礎計算力を高めるだけでなく、計算や数字にも慣れていき、机に座る、勉強をするという姿勢作りにも効果があるのです。
ただ、怠け癖があると、こうした計算練習を疎かにしがちですから、そうならず地道に練習させることがポイントになります。
現在では、こうした「復習」といった振り返った部分を学習することをメインとしたものが増えています。
進学塾といった、先に進むことをメインにするものも当然ありますが、十数人を一クラスとして、それぞれの子どもにあった、復習をさせる塾もあります。
こういう形式の塾では中々にメリットがあります。
たとえば、人口数が多い東京では、学校の一クラスあたりの生徒数も多くなります。
普段そうした環境下で学んでいるのに、個別指導、家庭教師 東京、といった個人対個人のケースだと、勝手が異なり、身にならないこともままあります。
全ての子どもたちがそうではありませんが、そうした子どもがいることもまた事実です。
ですが、このように塾のような人数でありながら、復習できる環境下では、普段の受業と類似している環境であり、復習にも捗る場合があります。
環境が違うだけで、捗り具合というは大きく変わる事を知っておきましょう。